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ぶどう膜炎 |
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ぶどう膜とは
虹彩、毛様体、脈絡膜の3つを合わせてぶどう膜と呼びます。虹彩とはいわゆる茶目の部分で、カメラで言うと絞りにあたり、目にはいる光の量を調節しています。毛様体は虹彩の根元から続いた筋肉で、水晶体の厚みを調節してピント合わせをしたり、目の中に栄養を運ぶ房水を作ったりしています。脈絡膜は網膜を裏打ちする暗幕のような組織で、血管に富み網膜に栄養や酸素を供給するだいじな働きをしています。
この3つに共通することはメラノサイト(色素細胞)が多いことです。そのためぶどうのような色に見えることから、ぶどう膜と呼ばれています。
このうちの1つあるいは全部に炎症をおこしたものがぶどう膜炎です。
症状
炎症の部位や程度によって様々ですが、まぶしさ、かすみ、充血、鈍痛、飛蚊症、視力低下などがおこります。片眼性のことも両眼性のこともあります。
原因
細菌やウイルスの感染のほか、色々な全身病が原因となることが知られています。中でも「ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病」の3つの膠原病に伴うものは3大ぶどう膜炎といわれ約半数を占めます。そのほか糖尿病、強直性脊椎炎、リウマチ、血液疾患、悪性腫瘍などに合併する場合もあります。場合によっては眼科的な検査のみでなく全身的な検索を行いますが、それでも原因不明のぶどう膜炎は2〜3割あります。
治療
感染症で原因菌がわかっている場合はその菌に有効な抗生物質を使います。感染症でない場合は免疫反応のトラブルが基本にあるので、ステロイド剤の点眼や眼球への注射、全身投与(内服、点滴)を行います。虹彩と水晶体が癒着しやすいので散瞳剤も点眼します。合併症として白内障、緑内障、網膜剥離などが起きた場合はそれに対する治療も必要になります。
再発に気をつけ気長に通院を
ぶどう膜炎には様々な種類があるので、点眼のみで1週間くらいで治ってしまうものから、入院して点滴をしたり手術をしても失明にいたってしまうものまでいろいろな経過を辿ります。短期間で直ってしまうタイプでも、再発が多いのがぶどう膜炎の特徴です。疲労やストレス、生活リズムの乱れなどが再発のきっかけになることが多いようです。自覚症状がなくなっても完全に直っていない場合も多く、自己判断で点眼をやめてしまうと再発の危険性が高くなります。ゆったりとした規則正しい生活と気長な通院が大切です。
(2006/8) |
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